アートの聖書

美術館巡りの日々を告白。美術より美術館のファン。

東京都庭園美術館〜アール・デコの夢と、緑の呼吸、感性に栄養を

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東京都庭園美術館は、1933年(昭和8年)に旧朝香宮邸として建てられた建造物を活用した美術館。

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戦後は吉田茂元首相の公邸や国の迎賓館として使用され、1983年に美術館として一般公開された。

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直線的で幾何学的なデザインを用いたアール・デコ様式の建築とともに、美術と建築の融合を体感できる施設。

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権藤要吉やアンリ・ラパンが設計した外観は、白を基調とした端正な建物が庭園の緑に映える優雅な佇まい。洋風建築でありながら、日本の空気と調和した設計で、全体として落ち着いた風格を感じさせる。

アクセス

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東京都庭園美術館は、東京都港区白金台に位置している。最寄駅はJR山手線「目黒駅」および東京メトロ南北線・都営三田線「白金台駅」で、いずれの駅からも徒歩約7分の距離、
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都心からのアクセスが良好で、気軽に立ち寄れる立地となっている。

庭園

西洋庭園

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「東京都庭園美術館」の名前の通り、周囲には広大な庭園が広がり、四季折々の自然との調和が美しい景観を生み出している。安田侃《風》2000年の野外彫刻がポツンと佇む。

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広い芝生と整った植栽が特徴で、四季折々の自然を感じながら散策できる空間である。季節の花々も目を潤してくれる。
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東京のマイナスイオン全部を元気玉したのではないかと思うほどの癒し空間。オランダのクレラー・ミュラー美術館を歩いている感覚になる。

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庭園内にはベンチや小道も整備されており、鑑賞後にゆったりとした時間を過ごすことができる。

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訪れた7月10日は、オニユリやキキョウの花が綺麗に咲き誇っていた。

日本庭園

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本館の裏手に広がる「日本庭園」は、回遊式の庭園として設計されている。池を中心に、石組みや植栽、橋などが巧みに配置され、自然と人工の調和が美しい空間。

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日本庭園は、旧朝香宮邸時代から存在しており、館内からの眺めも見どころの一つ。

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特に紅葉や苔の風情が印象的らしいので、いずれ訪れたい場所である。

茶室(光華)

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日本庭園の中には「光華(こうか)」という茶室がある。1940年に建てられた木造の建物で、書院造と数寄屋造を取り入れた落ち着いた佇まい。

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通常は内部非公開だが、特別公開や茶会イベントなどの際に内部を見学できる。
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茶室「光華」は、格式ある空間ながらも自然との一体感を大切にしており、周囲の庭園とともに静謐な時間を提供する。

東京都庭園美術館では、西洋的な庭園の開放感、日本庭園の静謐な風景、茶室の精神性という、異なる美の世界を一度に味わうことができる。それぞれの空間が補い合い、美術館全体に豊かな奥行きを与えている。

建造物

本館(旧朝香宮邸)

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本館は、1933年に建てられた旧朝香宮邸を活用した建物。

東京都庭園美術館

アール・デコ様式を取り入れた内装で、建築美そのものが鑑賞対象となっている。

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フランスの芸術家アンリ・ラパンやルネ・ラリックらのデザインによる室内装飾、照明、ガラス細工など、当時の最高水準の美術工芸が凝縮。

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ヨーロッパの貴族邸に迷い込んだ雰囲気を味わえる。2015(平成27)年には国の重要文化財に指定された。

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各展示室はかつての邸宅の部屋を活用しており、広さや形状もそれぞれ異なる。

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展示される作品は建築空間と強く結びついており、展示内容によっては室内の意匠との対話が楽しめる。

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開放的なガラスからは自然光が差し込み、床は市松模様の美しさ。フェルメールの世界に入り込んだ感覚になる。
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ここから眺める庭園の美しさも格別。庭を散策する愉しみがウォーミングアップされる。

新館

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新館は2014年に増設された展示スペースであり、現代的な美術館機能を備えた空間。

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エドゥアール・サンド《座る豹》が見守っている。f:id:balladlee:20250710130911j:image

大きなガラスから陽光が差し込み、ミュージアムショップも併設。

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展示室では、企画展やコラボレーション展示が行われることが多く、伝統と現代の対比が美術館全体の魅力を高めている。

所蔵品

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東京都庭園美術館は特定の常設展示を持たないが、企画展を中心に多彩なジャンルの美術を紹介している。
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装飾美術、工芸、写真、現代アートなど幅広い分野にわたり、国内外の作品が展示される。

美術館メシ

TEIEN ART MUSEUM CAFE

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併設のカフェ「TEIEN ART MUSEUM CAFE」は、庭園を眺めながらゆったりと過ごせる空間。

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店内に24席、テラス席12席で、季節の食材を使ったスイーツや軽食、こだわりのコーヒーなどが提供されており、鑑賞後のひとときに最適。

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テラス席では、自然の風を感じながら贅沢な時間を味わえる。

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定番メニューのおすすめが、オープンサンドイッチ “タルティーヌ” セット1500円。冷製スープと、ホクホクのタルティーヌ。冷製と情熱の間が心地いい。f:id:balladlee:20250710130013j:image

建物公開2025 時を紡ぐ館 企画展特別デザート「モンブラン・リュミエール」950円。

東京都庭園美術館が所蔵するレイモン・シュブ《テーブル・ランプ》をイメージ。生クリームと、竹炭クランブルの陰影が、アール・デコの光と影を表現している。

淡い甘さ、Sweet Emotionが、翼を授けてくれる。

東京都庭園美術館の概要

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  • 開館:1983年10月1日
  • 住所:東京都港区白金台五丁目21番9号
  • 設計:権藤 要吉
  • 所蔵:不明
  • 目玉:西洋庭園、日本庭園
  • 撮影:OK
  • メシ:TEIEN ART MUSEUM CAFE
  • アクセス:JR「目黒駅」東口より徒歩7分

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