画業
17世紀オランダが生んだ、静謐と光の画家、ヨハネス・フェルメール(1632–1675) レンブラント、フランス・ハルスと並び「オランダ黄金時代」の三大画家のひとりに数えられるが、同時代の巨匠たちと異なり、約20年の画業で残した作品は極端に少ない。 現存す…
20世紀のパリと東京をまたぎ、東洋と西洋のはざまで筆を執り続けた画家・藤田嗣治。 乳白色の肌を描いた裸婦画で知られる一方、その芸術の本質は、旅と孤独、異邦人としての眼差しにあった。自画像、猫、室内、風景、戦争、宗教。あらゆるジャンルを超えて、…
アンリ・ルソーの現存する絵画は約200点。1969年、女性美術評論家ドラ・ヴァリエがルソーの全作品目録をまとめたのは、彼の死から60年後のことだった。ルソーは40歳を過ぎてから絵筆を握り始めた遅咲きの画家である。もともとはパリでボンボンを売り、税関吏…
グスタフ・クリムト(Gustav Klimt, 1862年7月14日 – 1918年2月6日)は、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したオーストリアの画家である。象徴主義やアール・ヌーヴォーの潮流を取り込み、独自の装飾的かつ官能的なスタイルを築き上げた。 代表作《接吻》…
パリ時代のゴッホと思われる写真 ゴッホはわずか37年の生涯で800点以上の絵画を残し、その間に37回もの引っ越しを繰り返したといわれている。まさに風来坊、異邦人、ヴァガボンド(放浪者)としての画業だった。出会う人々や景色に触れるたびに、その画風も…
SOMPO美術館のゴッホ《ひまわり》 ゴッホの絵に触れると、美術は「ガリ勉するもの」ではないと気づかされる。探し、誘われ、近づき、そして愉しむものだ。 ゴッホが見ている対象や形式は、我々と同じ。しかし、描かれた絵は固定観念を裏切る。その瞬間、何か…
ジョルジュ・スーラ(1859-1891)は、19世紀後半のフランスにおいて、新印象派(ネオ・インプレッショニズム)の旗手として活躍した画家。光と色彩を科学的に構築する「点描」の技法で知られる。スーラ自身は点描と言われるのを嫌い「色彩光線主義」と呼んで…
パブロ・ピカソ(1881–1973)は、スペインが生んだ20世紀最大の芸術家にして、美術の歴史を塗り替えた革命家。 青の時代、バラ色の時代、キュビスム、新古典主義、シュルレアリスム。 そのどれにも囚われることなく、あらゆる表現を行き来しながら、新たなア…